園長先生のお話し

参観やお手紙などで、心に残った園長先生のお話しを一部抜粋してご紹介します☆

卒園式
こどもたちは幼稚園の3年間で心も体もとっても大きく成長しました。
親は、どうぞこどもの後ろから支えてください。
こどもの歩く道に石が落ちていて危ないからと避けたり、
「あっちの道は危ないからこっちに行こう」と手を引いていては、
こども自身の「問題に対処する力」が育つのを止めてしまうかもしれません。
過保護な子育てがいけないというわけではありません。
ただこどもの力を信じて、こどもが自分の力で進んでいくのをどうぞ後ろから見て支える存在であってください。

運動会
年少:大勢の目が一身に集まる圧力で動けなくなることもある年少児。そんな中広いグランドの真ん中に立ちダンスをする。大仕事です。一歩一歩大きくなっているのを実感しました。立っているだけで可愛い年少でした。
年中:観ている時には気づかなかったのですが”バルーン”の重さです。上にあげる、風船を作る、家を作る。大変さを手伝った時に実感。風の強さ、人数の少なさを味わいながら立派にやり遂げた年中組の子供たちです。年少の時と違って一歩進んださまざまな競技内容に向かっていった年中です。本当に立派になりました。
年長:9時から12時まで本当に頑張りました。殆ど、出ずっぱりの運動会でした。本当に種目の多い運動会でした。どのひとつひとつにも全力で向かっていく子供たちに感嘆の思いです。
 まず初めにリレーです。毎年思います。年長のリレー。リレーだけで十分運動会です。こんなに立派なリレーができるなんてすごい!!と感動します。真剣に走る子供たちの姿に心が震えます。どの競技も、演技も気の抜けないものばかりです。
 竹馬今年もやりました。乗れても乗れなくても一生懸命取り組んだという良い思い出になればと願うばかりです。玉入れ、障害物、帽子取り、組体操どれをとっても難易度の高い内容です。何度も言います。子供たちはスゴイ!!
スゴイ力を持っている子供たち お母さんお父さん達認めてください。そのスゴさを改めて肝に銘じた運動会でした。

入園したてや、お休み明けなど、お父さんお母さんから離れたくないと泣く子がいます。
子供はお父さんお母さんの顔が見えているといつまでも泣いてしまうものです。
お父さんお母さんが見えなくなると、しばらく泣いていても気持ちを切り替えて泣き止みます。
そうしてゆっくり園に慣れていくのです。一歩ずつ成長していきます。
泣いている子を置いて帰るのは、とても気がかりなことだと思いますが、どうぞ園に任せてお帰りくださいね。

幼稚園の入り口で泣いている子は、入園してしばらくはおやつで気持ちを切り替えます。
もう少し経つと、今度は給食で気持ちを切り替えます。
「今日の給食、何かな?」
中には給食を食べない子ももちろんいます。
お家の人がいないところで食べることって、とても抵抗のあることなんですね。
それでも、クラスのみんなで一緒に食べているうちに、食べられるものが増えていきます。

進む速度はひとそれぞれ。はやい子、ゆっくりな子、みんな自分のペースで心も体も大きくなっていくのですね。

雨の日

雨の日には楽しい経験が山積み。『傘さして外に行こうか』クラス全員で傘持ってお出かけです。
中にはお母さんが傘を持って帰ってしまい、傘がない人が。そんな人は「一緒に入ろう」と相合傘です。
【雨の日散歩】です。これがなかなか素敵です。
・雨に濡れた葉っぱが光ってる
・かたつむりに出会った  …etc…
そんなに感動物語が生まれるわけではありません。
ごくフツーに水たまりに入って、”ピチャ ピチャ ピチャ”
「ぬれた」「長ぐつに入った」と歩くだけ。でも傘さしての行列姿はなかなか楽しい光景です。

雨の日の散歩を終えると保育室に帰ります。
『部屋の中 雨降らそうか』と新聞紙を持ち出します。
ビリビリビリ 細長くちぎって『雨だ』どんどん雨が降ります。
長いひもにくっつけて部屋のはしからはしにつけます。
「あっ、雨だ」「ぬれるよ」と言いながら雨の下を歩きます。
「傘持ってこよ」と再び傘の登場です。
いっぱいちぎった新聞紙。水たまりに寝ころびます。
みんなでかけよー ”ザー”
水たまりにかくれて最初は「大雨だー」みんなで上にかけます。
何度か繰り返すうちに 部屋中 新聞の雨だらけ。片付け大変。大、小のごみ袋に雨の新聞を詰めていきます。
あっというまに片付きます。片付けが こんなに早いなんて と思ってしまいます。
「できた」新聞ボールが出来上がり。
【投げる 受ける ころがす まわす】
色んな遊びができます。これ なかなか大切な遊びです。
【見て受ける】【見て投げる】作ったボールで遊びます。個人もち位の大きさのボールも作ります。
上に投げて受けて止める。バレーボールのようにつき返す。バスケットボールのように箱に入れる。玉入れのかごを持って玉入れです。遊びは広がります。
そういった遊びが様々な遊びの基となり 様々な体の機能訓練になります